ノンコレステロール?
スーパーなどで、オリーブオイルの棚でたまに見かけるこの表示。もちろん常識的な知識があれば、こちらのほうが???となってしまいます。

当然のことですが、オリーブオイルはもとより、純粋な植物油はコレステロールを一切含んでません。

文部科学省 五訂増補日本食品標準成分表によると、有塩バターは100gあたり210mg、ソフトタイプマーガリンで5mgのコレステロールを含んでいるとされています。もちろん植物油は0mgです。

メタボの問題や、様々な健康への影響からコレステロールへの関心は高まるばかりですが、こういった表示を見てしまうと、「ダイエットに効果的」「痩せる」といったいつもながらのキャッチコピーと同じで、根拠はともかく、消費者を煽るような印象を受けてしまいます。



植物油は不飽和脂肪酸を多く含んでいるので、一般的にコレステロールを下げる役割があり、ノンコレステロールという以上に、コレステロールを減らすという、より積極的な効果があります。むしろこのことの方が重要であり、是非知っていただきたいことです。

そしてなによりも覚えておいて欲しいのは、様々な植物油のなかでもオレイン酸を主成分とするオリーブオイルは、コレステロールの中でも善玉といわれているものには作用せず、悪玉コレステロールのみを下げるという素晴らしい効果があるのです。

一般的なリノール酸を主成分とするサラダ油類は、悪玉、善玉どちらのコレステロールも下げてしまいます。これでは健康にとって、痛し痒しです。しかし、オリーブオイルはまさに現代の生活にピタリと照準を合わせたかのように、必要充分な効果を発揮してくれるのです。



最近様々な食品での不当表示などが話題になったりしますが、こういった勘違い?のような宣伝文句も実は結構あるようです。
宣伝文句に惑わされない賢い消費者にならないと、ついうっかりしてしまうようなことばかり。親切心で書かれていたコピーが、案外他の不安を煽ってしまうこともあるかもしれません。情報化社会の中で、私たちには正しい情報を見極めるという、厳しい責任も生まれてきているようです。

問題の多くは肥大化した消費社会が生産者と製造過程、そして流通をも消費者から見えないブラックボックスとしてしまったことによるものでしょう。それ故にスローフードという概念が生まれ、育ってきているのだと思います。

経済不況といわれている今日でも、スーパーでずらっと並んでいる商品群を見て、ときおり私たちを囲むこの世界の複雑さに目が回る思いをしてしまいます。

オリーブオイルの基礎知識
author:, category:オリーブオイルのお話, 15:54
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