チャンボッタを作りました。

 

先週開催されたのオリーブマーケットから早くも一週間が過ぎてしまいましたが、「ペンギン店長の簡単イタリア料理教室」で作った夏野菜の炒め煮「チャンボッタ」のレシピをご紹介します。カラフルな夏野菜のビタミンカラーは見ているだけで楽しい気分になります。当日は中野農園さんの採れたて野菜とヴェローニ農場のEXVオリーブオイルを贅沢に使って素晴らしい出来栄えに。じゃがいもを入れるのがちょっと意外で美味しいと好評でした。

(出来上がりの写真を撮り忘れてしまいました。上の写真は以前キャンプに行ったときに作ったチャンボッタです。)

 

チャンボッタはイタリア南部のpiatto povero(貧しい農民たちの素朴な食事)の伝統を受け継ぐ、夏の典型的な家庭料理。太陽をたっぷり受けて育った旬の夏野菜と、オリーブオイルを使った簡単でヘルシーなお料理です。前菜にも、魚や肉料理の付け合せにも、そしてパンを添えてこれだけでメインディッシュとしても楽しめる万能メニュー。できたてはもちろん、冷めても美味しいので作り置きをして冷蔵庫に入れておくと便利。翌日は味が染み込んでさらに美味しくなるので、お弁当にもお勧めです。

 

夏野菜の炒め煮は地中海沿いの各地にあります。よく混同されるのがシチリアの伝統料理「カポナータ」。カポナータもナスやセロリ、トマトやオリーブなどを使った炒め煮ですが、ワインビネガーや砂糖を加えた甘酸っぱい味付けです。一方チャンボッタは塩味のみです。どちらかというと南フランス・ニースの郷土料理「ラタトゥイユ」によく似ています。

 

チャンボッタはもともと南イタリアの料理ですが、地方によって、更には家庭によって使われる材料には幅広いヴェリエーションがあります。基本的には、玉ねぎ、じゃがいも、ナス、パプリカ、ズッキーニ、トマトですが、地方によってはソーセージやポーチドエッグ、アスパラガス、そら豆、アーティーチョーク、タラやうさぎなどを入れるところもあるそうです。もともとチャンボッタという言葉の語源が「いろいろな材料のごった煮」という意味らしいので(チャンポン、チャンプルーにも通じる・・・?!)身近な手に入りやすい野菜、冷蔵庫の残り物などお好みのものを使って気軽に作ってみましょう。

 

 

 

〈材料〉(2〜3人分)
にんにく 1かけ
玉ねぎ 1/2個
パプリカ 赤・黄 各1/2個
ズッキーニ 1本
ナス 2個
じゃがいも 中2個
ミニトマト 10個(またはトマト2個)
ダイストマト 200g
バジル
EXVオリーブオイル

黒胡椒

 

〈作り方〉
1.にんにく、玉ねぎは薄切り、ミニトマトは半分に切る。その他の野菜は2cmぐらいの角切りにする。
2.鍋にEXVオリーブオイルを入れて熱し、にんにくを炒め、さらに玉ねぎを炒める。
3.玉ねぎがしんなりしたら、じゃがいも、ナス、パプリカ、ズッキーニの順に入れて炒める。
4.ミニトマトとダイストマトを入れて混ぜる。バジルをちぎり入れ、塩・胡椒を振り、蓋をして15分ぐらい煮る。時々軽くかき混ぜ、水分が少な過ぎるようなら水を足す。
5.出来上がったら器に盛り付け、バジルを飾りEXVオリーブオイルをかけていただく。

 

 

 

author:STRADA BIANCA, category:オリーブオイルを使った簡単レシピ, 14:22
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