夏に食べたい!!オリーブオイルを使った夏のレシピ(1)

 

夏に食べたい! オリーブオイルを使った夏のレシピ(1)
パンツァネッラ-PANZANELLA

 

いよいよ本格的な夏がやってきました。東京はまだ梅雨明けはしてないのですが、晴れた日の太陽はもうすっかり夏。中野農園さんから届くトマトやキュウリなどの夏野菜たちも元気に育っています。我が家のプランターに植えたバジリコもだいぶ大きくなりました。
そんな元気な夏野菜と美味しいオリーブオイルを使った、食欲が落ちてしまいそうな季節にぴったりお料理がこれ。パンツァネッラです。作り方も簡単で、爽やかなオリーブオイルとワインビネガーの風味が食欲をそそります。これからの暑い季節、夏バテ防止にもオススメです。

 

 

パンツァネッラは、トスカーナの各家庭に伝わる郷土料理。簡単に言えば、パンを入れた野菜サラダですが、実はトスカーナの食文化が凝縮したような深い一皿なのです。
その名の通り、このお料理の主役はパン。しかも焼きたてのパンではなく、食べ残されて硬くなってしまったトスカーナパンを使うことが重要なポイントです。トスカーナパンには塩が入っていません。その理由には諸説あるようですが、一説によれば12世紀、フィレンツェ共和国とピサ共和国が対立していた頃、海洋国家であるピサが塩の商いを妨害したためではないかと言われています。トスカーナでは塩が大変貴重なものになり値段が高騰、肉や魚の保存や料理には塩が欠かせないため、パンに回す塩がなくなってしまったとか。いずれにせよ、その昔トスカーナでは塩がとても貴重で、長い歴史の中で塩を使わないトスカーナパンという伝統と、それに伴う食文化が培われていったのでしょう。
トスカーナパンは石釜で、薪で焼かれます。その昔はパンが焼かれるのは一週間に一度。数日後にすっかり固くなってしまったパンを無駄にせず、美味しくいただこうというメニューがトスカーナにはいろいろあります。貧しかった時代にも、倹約を旨としながらも美味しいものを食べて人生を楽しもうとする、トスカーナの庶民の力強さを感じます。

 

 

残念ながら日本ではイタリアとの気候の違いで、特に湿度の高い夏場では古くなったパンがカチカチになるということはまずありません。固くなるほど放っておくとカビも生えてしまいます。でもパンツァネッラは固くなったパンを使いたいので、バゲットを選ぶときもなるべく硬めのものを選んで、必要でしたら軽くトーストして水気を飛ばすといいようです。
またパンツァネッラは家庭料理ですので、レシピも家庭ごとに異なります。それぞれの材料や分量は、その日そこにあるものが中心になります。パンをたっぷり使えばより主食っぽく、野菜が多ければサラダ風にもなるなどアレンジも様々です。
そして美味しく食べるコツはオリーブオイルはたっぷり使うこと。ちょっとだけだと全部パンが吸い込んでしまいますので、それに負けないように何度かに分けて、あるいは食べながら追加したりするのも良いでしょう。そして必ず香りの良い、ピリッとスパイシーなトスカーナ産のオリーブオイルをお使いください。このオイルの味で全てが一変しますので、本当に大事です。もちろんストラーダ・ビアンカではヴェローニ農場のオリーブオイルをお勧めします!

 

 

レシピ(3人分)
材料
固くなったトスカーナパン(固くなったバゲットで代用可)約300g
トマト(熟したもの)3個
紫玉ねぎ 1個
きゅうり 1本
バジル 1枝
赤ワインビネガー 大さじ2〜3 
EXVオリーブオイル 適量
塩 適量

 

 

作り方
1.トスカーナパンをスライスして、パッドなどに入れひたひたの水に漬ける。パンが水気を含んだら、両手に挟んでで水を絞ってから一口大にちぎる。ボウルに入れて水気を乾かす。
2.きゅうりと紫玉ねぎを薄くスライスする。紫玉ねぎの辛さが気になる場合は、しばらく水にさらしておきますが、この辛味がパンと合わさると絶妙ですのでさらし過ぎに注意。今回はそのまま使いました。
   トマトは食べやすい大きさに切る。トマトとバジルは飾り用に少し取っておく。
3.パンと切った野菜を合わせ、ちぎったバジルを入れる。塩ふたつまみととオリーブオイルを入れて、手でやさしく和える。ラップをして食べる直前まで冷蔵庫で冷やす。
4.仕上げにワインビネガー、追加のオリーブオイルをかける。取っておいたバジルとトマトをトッピングする。

 

author:STRADA BIANCA, category:オリーブオイルの楽しみ方, 15:32
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