オリーブのまな板/カッティングボードの修復

 

今回は国立店、開店の頃からお店の前でディスプレイとして置かれていたオリーブのカッティングボードを修復してみました。

このカッティングボードは、とてもユニークなカタチと木目だったのですが、真ん中辺りに大きめの亀裂があり、お客様にはお出しできなかったもの。
かれこれ4年近く、毎日風雨にさらされてきたものです。


一枚目の写真は2年位前の撮影したもの。まだこの頃は少しきれいでしたが、最近はだいぶ汚れてきてしまったので、今回表面をきれいにしてみようと思います。

 

 

こちらの写真が現在の状態。
軒先にありましたので多少の雨風はよけられるとはいえ、やはり野外に放置なのでそれなりに埃やよごれが積もっています。
これを今回はサンダーで表面を削ってみます。

 

 

こちらが削ったあと。
あっという間に表面の黒ずみが取れ、オリーブの木本来の白っぽい姿になりました。
見えなかった木目も蘇りましたね。
サイドの部分は、サンダーでは難しいので、手でサンドペーパーを掛けます。

 

 

仕上げにひまわり油を塗ってみました。
トラ杢など美しい木目がくっきりと浮かび上がりました。
カッティングボードとして刃物などを使ってないので、まるで新品同様です。
これでこころおきなく、これからもお店の前でお客様をお迎え出来ます。

 

こうした修復の作業は実にシンプルです。
やったことはヤスリで表面を削るだけ。
カッティングボードのような広い面積があるものは、サンドペーパーを手でかけるのはちょっと大変かもしれませんので、やはりサンダーのような道具があったほうが便利です。
購入時のツルツルの状態にしたければ、最後により細かい目のサンドペーパーなどで仕上げ磨きをすると、さらに木目も際立ち、手触りも良くなります。
そこまでやるとオリーブのキッチン用品は、ほんとうに新品同様になることもあります。

 

このようにオリーブのキッチン用品は塗装されていない無垢のオリーブの木ですので、表面を削るだけで見た目をリフレッシュすることが出来ます。
削る量はそれほど多くありません。
つまり、表面の汚れなどは、本当に薄皮一枚で、その下には新鮮な状態のオリーブの木があるのです。

キッチンでお使いの場合は、これに包丁傷なども加わりますので、もう少し削る必要がある場合もあります。
また、そのように道具として貫禄の出てきた状態は、長年の歴史の積み重ねという得難いテクスチャをまとっています。
それはとても美しいものですので、必ずしもこうして元の状態にしてしまうことが正しいとも言い切れません。
それでも保管に失敗して黒カビが発生してしまった、あまりに傷つきすぎて使いにくいなどの場合は、思い切って一皮剥くだけで、かなり状況は改善されると思います。

 

プラスチック製品であれば、古びていったものを蘇らせるのはほぼ不可能です。
これはもう、使えば使うほどみすぼらしくなる運命。
でもオリーブのような堅牢な無垢の木は、愛情と工夫次第で様々なリペアが可能です。
そうして何十年もお使いいただいた美しい道具たちが、親から子へ、そして孫の世代までも受け継がれていけば素晴らしいと思います。
一つの道具として、そんな毎日の何気ない日常の暮らしの日々が積み重ねることができるものって、実はそれほど多くないように思います。
数百年の時を生き、キッチン用品となったオリーブの木の物語。そして家族との暮らしの日々。
親子の愛情の物語。
オリーブのキッチン用品はそんな、受け継がれる絆の物語を紡ぎます。


最後に、簡単なリペアは誰でも出来ますが、ちょっと大変だなと感じている方には、ストラーダ・ビアンカではこうしたリペアなども有料にはなりますが、承っております。(当店で購入の方に限ります)
詳しくはこちらをご覧ください。

オリーブのキッチン用品・修復サービス
http://stradabianca.net/?mode=f18
 

author:STRADA BIANCA, category:オリーブの木の雑貨, 17:56
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