オリーブのキッチン用品が少しだけ入荷しました


本日、L'albero dell'olivoより、オリーブのキッチン用品が少しだけ届きました。
前回の入荷時に、足りなかったものや、数が少なかったものだけを緊急で送ってもらいました。

こちらの写真、実は初めての公開かも?!
そう、L'albero dell'olivoからの荷物は、こんな風にすべて油紙で包まれてやってきます。
写真をとったのは、最初の検品が終わったあとで、すでに一回箱から出して、包装を解いてしまっていますので、ちょっと乱雑に見えますが、これ最初はものすごくパリッと、そしてピシっと紙で巻かれています。
木の道具を束ねて、紙で巻くって、実はとても難しいものです。
紙を巻いて、最後にどこかを折り目をつけるだけ。セロテープなんて使いません。でも、パリッと巻けてるんです。
この辺がまさに職人技。

そして、箱詰めもまたちょっとした芸術。
効率よく、お互いの形や重さなどをみながら、まるでパズルのように隙間なく詰め込んできます。
こういうことは日本人のほうが上手い、なんて思いがちですが、そんなことはないんです。
イタリア人が器用さを発揮すると、本当に侮れません。

現代の日本人ですと、梱包といえばビニールなどの化学的な製品を多用しがちです。
ビニール袋にセロテープ、エアパッキン、ミラマット、スチロールの緩衝材。
梱包用品屋さんに行けば、そういう道具や材料ばかりですが、彼らはそういうものは一切使いません。
昔ながらの油紙に緩衝材はダンボールを刻んだものだけ。

以前通関の際にスプーンが折れたと思われることがあり、業者に問い合わせをしたことがあったのですが、その時にいわれたのは「エアパッキンなどで厳重に梱包されてないものは責任が負えない」ということでした。
たしかに現代の基準では、この包装はあまりに前時代的かもしれません。
でもその時に、なぜスプーン一本折れただけでわざわざ問い合わせをしたのかというと、検査のために開けるのは当然としても、その後の箱詰めがあまりにずさんだったからなのです。
おそらくテトリスのようにカチッと組み上げられていた箱詰めと、ピシっと巻いてあった油紙もザクザクのボワボワ状態でした。
件のスプーンに至っては、箱の中に散乱している状態。
これでスプーンが折れていれば、それは通関時であろうと私たちは想像しました。

私達が彼らにわかって欲しかったのは、スプーン1本を弁償して欲しいということではなかったのです。
私達が輸入しているものは、現代の基準で見れば古臭く、最新の工業製品のようなものではありません。
本当に昔ながらの素朴な手作り品です。
それは必ずしも現代の基準から見れば、完璧なものではありません。
そういう品物も世の中にはあるということ。
そして、だからこそ意味があったり、そこが大事だと思う人もいるということでした。
残念ながら通関業者の対応はマニュアル通りの一辺倒で、私たちの話は殆ど理解してもらえませんでしたが・・・

さてこれからまた、1つずつ品物をよく確認して、お店に出す準備です。
これが結構大変。
どうしても最初からヒビのあったり、木くずが付いているものなどありますので、そのまますぐにはお客様にお出しできないのです。
でも、これが私たちの毎日です。
こうしてオリーブの木に触れながら、私たちは私たちで、一つひとつの品物の意味や価値を考えながら、何を伝えるべきか、何を大切にしなくてはいけないか。
そんなことに頭を巡らす日々なのです。
author:STRADA BIANCA, category:オリーブの木の雑貨, 15:41
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