トスカーナの美味と出会うには〜本当においしいものを観光客は知らない!?
トスカーナにはフィレンツェ、ピサ、シエナなど、中世の街並やルネッサンスの文化遺産で世界的に有名な観光地がたくさんあります。イタリアを初めて旅行された方なら誰しも、ローマ、そしてこれらトスカーナの街へ、必ずと言って良いくらい訪れたのではないでしょうか。そして街の中のレストランで名物料理をご堪能・・・。


ミケランジェロ広場からフィレンツェの町を望む



 ところが、フィレンツェに暮らした私の経験からいうと、街の中で観光客相手にお店を出しているレストランって、実は本当においしいものを出してくれなかったりします。特に日本語の定食メニュー(いわゆるツーリストメニュー)を出している店は要注意!相手が日本人観光客だと思って、適当にあしらっている節もあります。



 本当においしいトスカーナ料理は、観光客で賑わう中心街よりも、地元の人しか知る由もない郊外の丘の上にたつ、一軒家レストランで味わうことができるようです。



 フィレンツェで知り合った日本人女性とイタリア人の男性との結婚披露パーティーに招かれて行ったのも、フィレンツェ郊外の素晴しい景観の中にある一軒家のレストランでした。そこでは本当においしいトスカーナの郷土料理の数々と地元のワインをお腹いっぱいいただくことができました。



 また、夫と二人でトスカーナ一周の自転車旅行をしていたとき。キウジ(Chiusi)という街で偶然入った地元の小さなトラットリア。メニューに書かれていること以外にも、その日のおすすめ料理をお店のお兄さんとお姉さんが説明してくれます。未だかつて味わったことのない繊細な味の料理、店内の釜で焼きたてのパン、ワインなどあまりの美味に驚きました。厨房ではおばちゃんが二人、忙しそうに働いているのが見えました。


フィレンツェのレストランで



 トスカーナ人は日頃多くの観光客を相手にしているにもかかわらず、意外と外の人間に対しては閉鎖的で頑固な性質を持っているように感じます。(語弊があるかもしれませんが、京都の人と似ているような・・・?)でもそのおかげで自分たちの歴史と伝統的な暮らしを何世紀にもわたって守り続けることができたのかもしれません。



 そんなわけで、トスカーナでおいしいものを探すためには、ブランドや広告宣伝に頼るのではなく、「地元の人のおすすめ」が最も信頼できると思います。ヴェローニ農場のオリーブオイルも、トスカーナの友人のつてをたどって知り合った、プラートの中小職人会社組合のマーケティング担当であるモレッリ氏が「これは絶対おすすめ!」と紹介してくださったオイル。そして私も一口試食したとき、本当のトスカーナのオイルってこんなにおいしいんだ!と強く納得したのです。




モレッリ氏(右)と
author:, category:トスカーナについてのお話, 09:39
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