ご近所探検 つくし文具店さん <デザイン文具・雑貨>
つくし文具店



ご近所という意味では、あまりにご近所。

自宅から歩いて3分という近さです。

いまやデザイン文具の世界では、ファンも多いと思うし、いろんなメディアでも紹介されているのをみかけます。



そんなつくし文具店ですが、現在のお店は2代目店主による新しいお店。

実はその昔、ここにはもっと普通の?街の文具店があったのです。

私達との繋がりは、その先代店主、現店主のお母様が通っていた油絵教室でした。

ストラーダビアンカのHP担当が講師をしているその教室の縁で、ご近所付き合いが始まりました。



つくし文具店



とても小さな空間に、文具をキーワードに、様々なデザイン製品がきれいに整列してる店内。

ここは、物を売るお店という役割だけではなく、グラフィック、クラフト、プロダクト、様々なモノにたいしてデザインという目を通して世界を広げる空間です。

そして作る人、使う人、さらに地域を繋げていく空間でもあります。

面白いのは、このお店を切り盛りしているのは、毎日変わる「日直さん」です。

学生さんもいれば、主婦もいる、でもみんなお金のためではなく、この空間に集まる人の繋がりから生まれた役割です。



現店主の萩原さんに、「9坪の家」という著作があります。

出版時にはかなり話題にもなりましたし、いまでもとても人気がある、素敵な本です。

実はこの本が出版された当時、私達も自分たちの家を建てたいと、いろいろ試行錯誤をしていた時期でした。

建坪が三間X三間、たったの9坪しかない家。

でもそれが、どれほど豊かなものか、読んだ人の多くは、眼から鱗が落ちる思いだったでしょう。

私達もその一人でした。

なにより、萩原さんとその家族が、家を建てるということで様々な経験をしていく過程が楽しく、

家族が暮らすために、家を建てる、その意味を考えるうえで、これほど素晴らしい本はないと思います。



つくし文具店



つくし文具店にならぶ商品は、どれも着飾った出で立ちではありません。

ただ、シンプルという表現も、しっくりこない気がします。

そぎ落とされたという意味のシンプルさではなく、そのモノが必要な要素を充分に吟味した結果の美しさを備えています。

9坪ハウスがそうでしたように、ここにああるものは、研ぎ澄まされたモダニズムやデザインが、ともすると人の手の温もりを感じられないものになりがちなのに対し、

あくまでもそこに作り手の、そして使う人の気配を漂わせています。

そんなモノたちを眺めていると、どれもユーモラスに微笑みかけてきます。

それは、作り手が想いを込めて作ったひとつひとつのものたちが、ただデザインという試みのためではなく、もっと柔らかい時間と空間、そして関係を含んでいるからなのかなと思ったりもします。



住宅地というには、あまりに暮らしの中にどっぷりな環境。

でも、不思議な魅力で、全国から人が集う場所。

そんなつくし文具店さんのHPは、こちらです。



萩原 修 著

「9坪の家」

絶版なのかな?アマゾンのリンクはこちらです。
author:, category:ご近所探検, 17:04
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