オリーブのキッチン用品・セール品について




現在ショップでは、まな板のコーナーにて、いくつかのセール品を掲載しています。

通常価格より安いのですが、これらの商品は、定価のものに比べて若干の亀裂やひび割れ、溝などがより強く出ているといったものが含まれています。

その部分については、商品の紹介の文章と詳細写真の中で記載しておりますので、あらかじめご確認の上、購入して下さい。

これらのマイナス部分があっても、まな板としてご使用になるには問題ないと思われるものを掲載しておりますので、まずオリーブのまな板とはどんなものか知りたい、一度手にとって使ってみたい、片面の傷であれば両面使うことはないので不問、あるいはまな板というよりはキッチンのディスプレイ、テーブルのアクセントとして使いたい等の場合には非常にお買い得な価格となっています。



原木となるオリーブは、材木として育てられた杉や檜とは違い、厳しい環境に耐えてきた曲がりくねった複雑な幹が特徴的で、それ故に多くの節や長い年月にできた溝があります。

これはオリーブの特徴であって、このことで複雑な木目が生まれ、硬い締まった木質となり、魅力を生んでいる大きな理由でもあります。

また、樹齢が若くても80年以上、多くは100年から数百年という古木を使っていますので、原木の持つ節目や傷、乾燥時に生じるヒビなどは、ある意味避けがたい問題でもあります。

イタリア人はそのことをよく知っているのか、それがおおらかなラテンの気質なのか、日本人に比べてあまり細かいことは気にしないようなので、このあたりの感覚の違いが輸入している私たちにとっても、常に悩みの種なのですが…



不思議なもので、日本人であれば原木にそのような傷があれば、そもそも製品に使わないとも思うのですが、彼らはそんなことお構いなしに形状に工夫を凝らし、きっちり磨き上げて製品化してしまいます。

やはりそれは、オリーブとはこういうものだという考えと、そしてなによりオリーブの木への愛情の現れなのかもしれません。



実際、オリーブのキッチン用品は木製品なので、どうしても使っているうちに傷もつきますし、使用状況によってはひび割れたりもするでしょう。

ときどきオリーブの木は硬いので、包丁の傷がつかないという文章を見ますが、木ですから、当然使っていれば傷もつきます。

いくら硬いといっても、包丁のほうが鋭いし、硬いのですから、これは仕方のないことです。

日用品として使うものであれば、それ以外にもどうしてもダメージを受けることはいろいろあるでしょう。

でもそうやって、日々の生活の中でできた傷は、必ずしもマイナスなものではなく、むしろ愛着のわく部分であったりもします。

使い込まれた道具の美しさとは、新品の時のまっさらな状態にはない、いくつもの傷や痕跡が織り成すものでもあるからです。



私達としては、お客様には満足していていただきたいし、オリーブの製品を愛用して欲しいと思っています。

ただ昔ながらの手作りと、こういったオリーブの木が持つ魅力と背中合わせな問題点をどうしたらうまく伝えていけるか、それも課題の一つなのだろうと思っています。



時々、笑い話のように、スーパーでパッケージ化された切り身の魚しか見たことがない人は、その魚のほんとうの姿を知らないといわれますが、事実、私達の生活のほとんどは、こういう状況にあります。

すでに私たちの身の回りにある多くの製品は、それが作られた背景や素性など、全く知る由もないものばかりです。

もはやこの話は、良く考えてみると笑い話でも何でもなく、私達がいかに世界の本質を見ずに、商品を規格化されたサービスとして受け取っているのかということでもあり、実はとても深刻なことなのかもしれません。

スローフードやスローライフは、こういった生活への警鐘でもあると思います。



いやいや、ちょっと話が大きくなりすぎました。

でも、彼の地で青い空の下、今日も風に吹かれてなびいているオリーブの木の、あの爽やかさ!

それを忘れずに、これからもオリーブの魅力をお伝えしていければと思います。




セール品もある、オリーブのまな板コーナーは、こちら
author:, category:オリーブの木の雑貨, 16:00
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