GIRO DI TOSCANAトスカーナ・ウンブリア自転車の旅1500キロ「プロローグ」
それはもう10年以上も前のこと。夫と2人で1年間イタリアのフィレンツェで暮らす機会を得ました。初めての海外生活でしたが、歴史のある美しい街並と、それを現代に生かし続けている暮らしぶり、昔懐かしい下町の人情を思い出させるような暖かく素朴な人々、市場に並ぶ生き生きとした食材や、おいしい料理、など、イタリアでの生活は楽しい驚きでいっぱいでした。そして1年はあっという間に過ぎてしまいましたが、私はもうすっかりイタリアの魅力に取り憑かれてしまいました。

 帰国を2ヶ月後に控えた5月の初め、私たちは自転車にキャンプ用品を載せて、トスカーナ、ウンブリアをめぐる2ヶ月間の旅にでました。初夏の光を浴びてきらめくオリーブの木々、ぶどう畑の畝、赤い絨毯を敷き詰めたようなひなげしの花畑のなかを抜け、牧草をゆっくりと食む羊たちの首で揺れるベルの音を聞きながら、糸杉の立ち並ぶ緩やかな丘の連なりをいくつも越えて、小さな村々を訪れました。それはまさに夢のような情景でした・・・。

 それから何年たっても、私にとってこの旅の思い出はセピア色に染まるどころかますます輝きを増し、トスカーナへの思いが募って行ったのです。まさにストラーダ・ビアンカの原点と呼べる旅のアルバムをどうぞご覧下さい。


旅程

1.フィレンツェからキアンティへ(5/6〜5/14)

2.シエナからヴォルテッラへ(5/15〜5/23)

3.ソヴィチーレからヴァル・ドルチアへ(5/24〜5/29)


4.バーニョ・ビニョーニからサルテアノへ
(5/30〜6/3)


5.キウジ湖、トラジメーノ湖
(6/4〜6/8)


6.ペルージャ、アッシジ、グッビオ
(6/9〜6/15)


7.チッタディカステッロからシエナ丘陵へ
(6/16〜6/22)


8.ヴァル・デルザからフィレンツェへ
(6/23〜6/30)



mappa

日程:1994年5月6日から6月30日まで

全走行距離 : 約1500km

自転車:Viner Passatore 、Viner Metropolis
author:, category:トスカーナ・ウンブリア自転車の旅, 04:27
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トスカーナ・ウンブリア自転車の旅(1)フィレンツェからキアンティへ
cassine

5月6日(金)フィレンツェ のアパートを出発。

約2km走ったカッシーネ公園 にて。ここからいよいよ約2ヶ月の自転車旅行が始まる。まだ人も自転車もピカピカ。



impruneta

5月7日(土)チェルトーザCERTOZA を経てインプルネータIMPRUNETA へ。

ラッキーな偶然、ミッレミリアに出会う。郊外の美しい街の中をクラッシックなレーシングカーが走る。





5月8日(日)インプルネータIMPRUNETA からフィリーネ・ヴァルダルノFIGLINE VAL D'ARNOへ

いよいよキャンティの美しい景色が始まる。




サン・ポッロ・イン・キャンティSAN POLLO IN CHIANTI。薄紫のアイリスが美しい。





5月10日(火)グレーヴェ・イン・キャンティGREVE IN CHIATI へ

そこはガッロ・ネーロGALLO NERO(黒い雄鶏:本物のキャンティクラシコに与えられる名称)の世界





ちょっと疲れたので・・・




この標識からグレーヴェの街。




再びフィリーネのキャンプ場へ戻る。





5月11日(水)
フィリーネ・ヴァルダルノFIGLINE VAL D'ARNO からカブリリアCAVRIGLIAへ

ガヴィーレGAVILE の教会。11世紀の建物。





カブリリアのキャンプ場へ上る坂道。海抜100m以下の所から一気に770mまで上る急な坂道だった。ほとんど乗って進むことができず押して進むが、自転車が重い。





5月12日(木)カブリリアから国立公園を経てラッダ・イン・キャンティRADDA IN CHIANTIへ

ぶどう畑,ファットリア(農場の家)、そしてあちこちに花が咲き乱れる。




道ばたにはいつも花が咲いている。





ラッダ・イン・キャンティ。街は今も中世の趣を変えていない。

12日と13日は残念ながらキャンプ場がなかったので宿に泊まる。





5月13日(金)カステッリーナ・イン・キャンティCASTELLINA IN CHIANTIへ





古い家も手直ししながらいつまでも美しい。





キャンティの丘を進む。





車は少なく、まるで自転車のためのような道。





家の前にも花がいっぱい。





5月14日(土) ラッダ・イン・キャンティRADDA IN CHIANTIからガイオーレ・イン・キャンてィGAIOLE IN CHIANTI を経てシエナSIENAへ





CHIANTI!!!VINO!!!GALLO NERO!!!





ピアネッラPIANELLAという街でジェラートを食べて一休み





シエナへと進む

author:, category:トスカーナ・ウンブリア自転車の旅, 03:21
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トスカーナ・ウンブリア自転車の旅(2)シエナからヴォルテッラへ


5月16日(月)シエナ郊外に釣りに行く。

COLLINE SENESE(シエナ丘陵)。キャンティと少し違いなだらかな丘が続く。





さわやかな新緑の道を行く。





5月17日(火)アシアーノASIANO方面へ行ってみる。

柔らかな獣の背中のような丘。風が吹くと小波が広がる。

土がむき出しになった、クレーテCRETEという独特の地形が見える。





写真では少し霞んでしまうけど、どこまでも見渡せそうなほど広い。





5月20日(金) シエナからモンテリジョーニMONTERIGGIONI、
コッレ・ディ・ヴァル・デルザCOLLE DI VAL D'ELSAを経てサンジミニャーノSAN GIMIGNIANOへ

なぜストラーダビアンカ(白い道)と言うかこれでわかるでしょう。





モンテリジョーニ。中世に建てられた要塞都市。

丘の上に浮かぶようなその姿はまさに天空の城ラピュタ。

10分もあれば一回りできてしまう小さな小さな美しい街。





街の中心の広場に教会と井戸




どの家も窓辺に綺麗な花が飾ってある。




城壁の向うは田園風景が広がる




日差しは強いが風が涼しいので気持ちいい。

モンテリジョーニを後に、コッレ・ディ・ヴァル・デルザ に向かう。




コッレ・ディ・ヴァルデルザ 。クリスタルが有名だ。

丘の上はチェントロ・ストリコ(歴史的中心街)。ここも美しい中世の街。




その城壁を出てしばらく行くと、すぐに田園地帯のなか。

羊たちが草を食む。





5月21日(土)キャンプ場からサンジミニャーノの街へ。

かつてはもっとたくさんの塔が乱立していたと言う。





バールでちょっと一休み。




5月22日(日)サンジミニャーノからヴォルテッラ VOLTERRAへ
 
今日もいい天気。どこまでも美しい丘が広がる。




5月23日(月)ボルテッラ。エトルリア人とローマ人によって造られた街。

ヴォルテッラも丘の上の街。坂道を上りきったところで一休み。




ローマ劇場。
author:, category:トスカーナ・ウンブリア自転車の旅, 02:49
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トスカーナ・ウンブリア自転車の旅(3)ソヴィチーレからヴァル・ドルチアへ

5月24日(火)ヴォルテッラからカゾーレ・デルザCASOLE D'ELSA を経てソヴィチーレSOVICILE へ

カゾーレ・デルザ ここも丘の中の街。街を一歩出るともうそこは田園地帯。





サン ガルガーノ大修道院ABBAZIA DI SAN GALGANO(11世紀)

美しい廃墟。天井は青い空。雲がぽっかり浮かんでる。

何世紀もの間、何も変わらず静かな時が過ぎていく。




SAN GALGANOからの帰り道




5月27日(金) ソヴィチーレからトッリTORRIを経てカシアーニ・ディ・ムルロCASCIANI DI MURLO へ

トーリの街で。猫しかいない静かな街。




CASCIANO DI MURLO に続く道。一面黄色い花,花.




"受胎告知”に描かれているのと同じ白百合




5月28日(土) キャンプ場のそばの歌詞カシアーノ・ディ・ムルロの街へお買い物。小さな田舎町。




5月29日(日) カシアーノ・ディ・ムルロ からブオン・コンヴェントBUON CONVENTO へ.

それからモンテ・オリヴェート・マッジョーレMONTE OLIVETO MAGGIORE,

サンジョバンニ・ダッソSAN GIOVANNI D'ASSOを経て再びブオン・コンヴェントへ。

いよいよヴァルドルチャのなかへ




羊の群れ、その乳からペコリーノチーズができる。




どこまでも美しい丘が広がる。




世界で最も美しい場所と行っても過言ではない、VAL D'OCIAの風景は白黒写真で







VIVA TOSCANA!!!
author:, category:トスカーナ・ウンブリア自転車の旅, 01:58
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トスカーナ・ウンブリア自転車の旅(4)バーニョ・ビニョーニからサルテアノへ
5月30日(月)
ブオンコンベントBUONCONVENTO からサンクイリコドルチャSAN QUIRICO D'ORCIA を経て
バーニョビニョーニBAGNO BIGNONI へ。

それからカスティリーネドルチャCASTIGLINE D'ORCIA へ行ってまた戻る。



バーニョビニョーニ

中世に造られた温泉。今も温泉が湧き出している。

この晩この街のホテルに宿泊。元ピオ二世の別荘だった。

当然お風呂は温泉だった。




山頂に造られた中世の城壁、ロッカドルチャからの眺め。




5月31日(火)世界遺産の街、ピエンツァPIENZA へ

ピエンツァはオルチャ渓谷の広大な緩やかに広がる丘陵地帯の真ん中にある。



初夏のトスカーナは野も街も花でいっぱい



ピエンツァからの帰り道、丘陵地帯からの道を選んだ。BELISSIMO!



喉が渇く。水がうまい。







聞こえるのは風の音と鳥のさえずりだけ。
author:, category:トスカーナ・ウンブリア自転車の旅, 00:47
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トスカーナ・ウンブリア自転車の旅(5)キウジ湖、トラジメーノ湖


6月4日 (土)キウジ湖LAGO DI CHIUSIからキウジCHIUSIの街へ

緩やかに広がる丘陵地帯の小さな湖、キウジ湖。




キウジの街で。エトルリア時代からの古い歴史の街キウジ。




6月5日(日) キウジ湖で開催された地元の釣大会に参加する。

計測の後、表彰式までパニーノとヴィーノでわいわいと。

みんな気さくで素朴ないい人々。

なんとわたしたちは2位になってしまった!!とても楽しい素敵な大会だった。




6月6日(月)キウジからサンタルカンジェロSANT' ARCANGELOへ

ちょっと離れた所からキウジ湖を望む。

この峠を越えるとウンブリア州に入る。




トラジメーノ湖の夕景。イタリアでも1、2位と言う大きな湖。




6月7日(火)サンタルカンジェロからサンフェリチャーノSAN FELICIANOへ

サンタルカンジェロの船着場。
author:, category:トスカーナ・ウンブリア自転車の旅, 01:27
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トスカーナ・ウンブリア自転車の旅(6)ペルージャ、アッシジ、グッビオ


6月9日(木)サンフェリチャーノからペルージャPERUGIAへ

ペルージャはウンブリア州の州都。大きな街だ。

白い大理石の街。街が大きくなると人も多い。




6月11日(土) キャンプ場からアッシジASSISIへ

アッシジ。手前の大きな建物がサンフランチェスコ教会




6月13日(月)アッシジからグッビオGUBBIOへ

グッビオは山の上の街。今日は登りが続く。




6月14日(火)
キャンプ場からグッビオの街へ

街の中心に位置するPALAZZO DEI CONSOLI

中は現在博物館になっている。




今も落ち着いた中世のたたずまいを残す美しい街並。

街の中は車の乗り入れは禁止。でも自転車はOK。
author:, category:トスカーナ・ウンブリア自転車の旅, 00:53
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トスカーナ・ウンブリア自転車の旅(7)チッタディカステッロからシエナ丘陵へ

6月16日(木)キャンプ場からチッタ・ディ・カステッロCITTA` DI CASTELLOの街へ
街の中心の広場に面するバール。





6月17日(金)キャンプ場からボルゴ・サンセポルクロ BORGO SAN SEPOLCROに行って、また戻る。

ボルゴサンセポルクロ。この街から再びトスカーナが始まる。

この街の出身であるピエロデッラフランチェスカの作品を収めた美術館がある。




帰りによったチッタ・ディ・カステッロの自転車屋でハンドルの部品を買う。

ついでにブレーキの調整をしてくれたのだが、なかなか直らない。




6月18日(土)チッタ・ディ・カステッロからモンテスキ MONTESCHI、
アレッツォ AREZZOを経てブーチネ BUCINEへ

やはりトスカーナは美しい。後ろに見えるのがモンテスキの街。

ここにもピエロデッラフランチェスカの傑作があった。




遥かに見えるのがアレッツォ




6月20日(月)ブーチネからラポラーノテルメ RAPOLANO TERMEを経て
アシアーノ ASCIANOへ

ラポラーノテルメのチェントロ(旧市街)。静かな街だった。




再びシエナ丘陵の景色の中へ

5月には青々としていた牧草が今は夏枯れして黄色い。




アシアーノ。美しい丘に囲まれた街。

ドゥオーモ(町の中心の教会)はシンプルで美しい。




6月21日 (火)アシアーノからモンテローニ ダンブラ MONTERONI D'AMBRA、
シエナ SIENA を経てトラスクア TRASQUAへ

アシアーノ近辺の丘はなだらかに広がる。長い時間をかけて人と自然が作り上げた風景。
この景色の中で、風に吹かれる。無上の感動。




6月22日 (水)ポッジポンシ POGGIPONSIにお買い物。

帰りにモンテリジョーニ MONTERIGGIONIに寄る。

この辺りからまたキャンティワインの産地。見渡す限りぶどう畑。




ポッジポンシの広場の真ん中にあるフォンテ(泉)。おばさんが水を汲みにきた。




またモンテリジョーニにやってきた。
author:, category:トスカーナ・ウンブリア自転車の旅, 11:11
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トスカーナ・ウンブリア自転車の旅(8)ヴァル・デルザからフィレンツェへ


6月24日(金)トラスクア TRASQUA から バルベリーノ・ヴァルデルザ BARBERINO VAL D'ELSA まで。

旅の途中で出会ったイタリア人のツーリストと一緒に




6月25日 (土)バルベリーノ・ヴァルデルザからタヴェルネッレ・ヴァルディペザ TAVERNELLE VAL DI PESA 、
モロッコ MORROCCO、サンドナート SAN DONATO、サンブーカ SANBUCAを廻る。

サンドナート。緑の丘に囲まれた街。古く静かな街並。小さな広場には井戸。




バルベリーノ・バルデルザの街並。ちょっと先の床屋で髪を切った。




ここも小高い丘の街。この美しい景色の中、明日はフィレンツェへ帰る。




6月26日(日)バルベリーノ・バルデルザ からサンカシアーノ SAN CASCIANO を経て
約2ヶ月ぶりにフィレンツェへ帰る。

サンカシアーノ。子供の自転車レースがあった。それを父親たちが見守る。




さあフィレンツェへ
author:, category:トスカーナ・ウンブリア自転車の旅, 16:32
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