オリーブオイルの基礎知識
オリーブオイルの基礎知識

これを読んでいただければ、オリーブオイルのことをもっと理解できるのでは?という、ちょっとお硬い、そして長めのコンテンツです。
初出は2010年頃だったので、サイトリニューアルにともない加筆修正し、新たに第5章として「オリーブオイルをめぐる問題」を追加しました。
ここでは、オリーブオイルが抱えている現代ならではの問題を取り上げています。
1Lで1,000円以下のオリーブオイルもあれば、250mlで2,000円以上するオリーブオイルがある現実。
その理由の一端もご紹介しています。

国立店ではヴェローニ農場のオリーブオイルを、ご来店頂いたお客様には必ずご試食いただいているのですが「オリーブオイルってこんなに美味しいんだ?」という声はめずらしくありません。市販されているオリーブオイルのほとんどはブレンドオイルで、実際には「どこで、誰が、いつ」作ったのかを確かめることさえ困難です。しかし、シングルエステートのオリーブオイルは、それとは全く逆の純粋さを追求しています。

以前ヴェローニ農場のオリーブオイルを楽しむ会を催すにあたって、お客様にいろいろなオリーブオイルを試食していただくという機会を設けました。
とにかく安い輸入品から、一般に知らているブランド、そして日本の大企業のものまで、いくつか用意して食べ比べていただいたのですが、その違いの大きさに、誰もが驚いてたのも印象的です。もちろんそのどのラベルにもはっきりと「エクストラバージン」と書かれているのですが・・・

エクストラバージン(最高に純粋)という名称の輝きの、その本来の姿を知っていただき、オリーブオイルとともに美味しく健康的な日々を過ごすため、秋の夜長にでも目を通していただければと思います。

オリーブオイルの基礎知識はこちらです。
http://stradabianca.net/?mode=f17
author:STRADA BIANCA, category:オリーブオイルのお話, 15:14
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もうすぐ今年のオリーブオイルが到着します!
もうすぐ今年のオリーブオイルが到着します!



ヴェローニ農場のオリーブオイルは無事に日本に向けて出発したようです!

現在はイタリアからの空の旅の途中です。

当初の予定通り12月の初頭、おそらく来週の半ばから週末にかけて、今年のオリーブオイルは無事入荷予定です。年末で税関が混み合っていなければいいのですが。



前にも書いたように、今年のオリーブの不作は大変だったようで、いくつもの農場が品質を保てなくて収穫を断念したり、生産量が激減したりと大きな問題になっています。

不作の原因はオリーブミバエという害虫と、日照不足が大きな理由です。

ヴェローニ農場はトスカーナの中ではやや北側の山沿いの地域になるため、標高も高く害虫被害は他の地域程ではなかったようですが、日照不足はいかんともしがたく、育ちの良い実を選別していくと収穫はほんとうに少なく、今回は異例の措置として近隣の農場と協力してなんとか、最低限度の量は作ることが出来たようです。

今回の出荷までのやりとりでも、担当のルカは正直に状況を説明をしてくれましたし、品質が気になるならとサンプルを送ってくれたと、本当に手を尽くしてくれました。

良い物を作りたいという生産者ならではの良心にのっとった対応とやりとりを根気強く続けてくれたことで、私達が望むものも伝えられたし、彼らの良心を再確認することもできたように思います。

厳しい状況でこそ、お互いの信頼を強めていけるのかなとも感じました。



出来上がったオリーブオイルについては、ルカは相当な自信があるようです。

当然現地でも、今年の不作は大問題ですので、農場同士での情報交換や、品質のチェック、味比べなども盛んに行っているようで、そんな中でもルカは自分たちの品質の良さに確信が持てたようです。

「今年の状況で、これだけ良いオリーブオイルが出来たのはまさに”奇跡”なんだよ」

「今年日本で本物のトスカーナ産のオリーブオイルを販売できるのは、ストラーダ・ビアンカだけだよ」

とだんだんいい調子に^^

それは裏返すと、本当に今年の被害は大きかったということでもあるのかもしれません。

何しろ今年は、自分たちの分も確保できないと嘆くほどですし、間違いなく2015年は世界中で良質なオリーブオイル不足が深刻になると思います。

それを考えると、ともかくこうして今年のオリーブオイルが日本に到着することは、それだけでもちょっと感慨深いものがあります。



さてさて、すっかりイタリアの不作騒動に追われて予約を募ることも出来ず、多くのお客様にはご迷惑をおかけしましたが、無事今年のオリーブオイルが到着します。

昨年の豊作の後にやって来た、今年の大不作。

オリーブオイルは自然と人間が育む農産物。

そんな自然の影響を受けながら、毎年風味も異なりますが、それは”今年の味”を楽しむということでもあります。

厳しい1年を乗り越えて、ようやくボトルに詰められて日本にやってくるオリーブオイルがどんな味なのか、もう少しだけ楽しみにお待ちください。
author:, category:オリーブオイルのお話, 12:01
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お待たせしています、今年のオリーブオイル
お待たせしています、今年のオリーブオイル



聞けば聞くほど、今年のイタリアのオリーブ大不作は深刻なようです。

被害の大きかった農場では、もう収穫も諦めてしまっているところ多いようです。

特にこの不作はイタリア中部がもっとも被害が大きかったようで、トスカーナの農場はどこも厳しい現実に直面しているようです。

ご存知のように現在のイタリアは、非常に厳しい経済事情の中にあります。

オリーブが不作で収穫できないということは、多くの労働者にとっても職がないということでもあります。

農場にとっても、今年の収入は大きく減ってしまうでしょうし、オリーブの不作はイタリアの社会全体に大きな影響を及ぼしそうです。



日本でもぼちぼち、今年の新オリーブオイルについての情報も見かけ始めましたが、どこもあまり今年の不作には触れていないところが多いように思います。

不作といえば、どうしても品質に悪いイメージがあるということなのでしょうか?

それとも、そういう現実とはあまり関係がないのか?

その辺りの真意はわかりませんが、私達はできるだけ正直に、正しい情報をお伝えしたいと思っています。

正しい農産物であるかぎり、気候などの影響は必ず受けるもの。

毎年同じ味のものが、自動的に作られるなんてことはあり得ないのですから、その背景をお伝えしないというのが良いことだとは思えません。

人生山あり谷あり、オリーブだってそれは同じなのですから、今を生きる現実と、その成果を正しく味わうことが大切だと思うのです。



さてさて、前置きが長くなってしまいました^^;



先日ようやく今年のヴェローニ農場のサンプルが届いたのでさっそく味見をしてみました。

参考に最後に残しておいた去年のヴェローニ農場のオイルと、デチミ、そして日本の大手メーカーのブランド品も用意して食べ比べてみました。

その結果!

どうぞ、ご安心ください。今年もヴェローニ農場の味は健在でした。

比較してみると、豊作だった去年のオイルはキレキレのトスカーナ産らしい、どの特徴もとんがった強烈な味わいでしたので、それに比べると幾分かデリケートな印象。

全体におとなしめではありますが、若草の香り、そしてピリッとしたスパイシーさはトスカーナならではの味でした。

混じりけのない、純粋なオリーブのジュースだけが持つ透き通った味わいは、まさにトスカーナの風そのものといった爽やかな印象です。

去年のオイルは非常にインパクトが強く、ある意味「通好み」な面もあったのですが、今年はより多くの人にも受け入れられやすいのではないかと思います。



一緒に食べ比べたデチミは、今年は不作の影響が大きかったようで、今年のオリーブの収穫を断念したとのこと。これも残念。

あと、一緒に食べた日本の大企業が輸入しているイタリアのブランド品。あえて名前は載せませんが、ヴェローニやデチミを食べたあとでは、はっきりいって問題外でした。



ヴェローニ農場のオイルも、少し変化もあります。

それは残念ながら今年は「Biologico/有機」のマークが付かないことです。

これは収穫高が激減してしまったので、隣接する農場からオリーブの実を少し分けてもらったことによるものです。

こういこともその地域の農場間では行われますが、そちらの農場が有機の認証を受けていないため、ラベルにBIOのマークは付けられなくなってしまいました。

マークが付かないからといって、農薬を使っているのかというとそういうことではありません。

ヴェローニ農場も含め、一度農薬を使ってしまえば数年以上は有機認定はされませんので、良質な農場は、絶対に農薬は使いません。

あくまでお役所的な理由で、今年のオイルは有機認証はなしとなります。



さて気になる入荷時期ですが、ヴェローニ農場のオリーブオイルは空輸しますので、いまのところ例年通りの12月初頭の予定通りです。

一番大きな問題は、日銀と政治が為替市場を混乱させているので、現在信じられない程の円安/ユーロ高となってしまい、この価格設定が残された大問題。

昨年比で10円以上高くなっているので、輸入コストもドカンと増えてしまいます。

値上げはしたくないのですが、いつも少しでもお買い求めやすくとぎりぎりの設定にしているので、これだけ為替が変動すると・・・と頭を抱えております。



本当にすんなりいかないことばかりで、頭の痛い日々ではありますが、今年も爽やかなトスカーナの風をお届けできるように、もうすこしがんばらなくては!
author:, category:オリーブオイルのお話, 14:32
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フランチ「ヴィラ・マグラ250ml」販売中です
フランチ「ヴィラ・マグラ250ml」販売中です



先日のイベントで試食販売を開始しましたフランチ「ヴィラマグラ250ml」ただいまネットショップにも掲載しました。

同時にEU有機認定・フランチ・ビオ750mlも今年のものになりました。



ストラーダ・ビアンカで輸入しているヴェローニのオリーブオイルは、知る人ぞ知る美味しいオイルですが、フランチは毎年華々しい受賞歴を重ね、今やトスカーナを代表するオリーブオイルブランドのひとつ。

今回入荷したオイルも、2013年Concorso Internazionale Sol d'Oro (世界オリーブオイルコンテスト)のインテンシ部門(強烈な味覚部門)で見事金賞を受賞という、もはやオリーブオイルの世界では知らない人のいない名品の栄冠を勝ち得たようです。



このコンクール、オリーブの風味によっていくつかの部門にわかれていて、他にもマイルド部門、完熟部門、単一種部門などがありますが、やっぱりトスカーナ産らしく、賞の栄冠に輝いたのは「鮮烈な味部門」。

届いたオイルを早速味見したところ、びっくりするほどのスパイシーさ。舌の上でピリッと、喉越しでピリリ。後味もさわやかな苦味があり、これはほんとに「インテンシ=鮮烈な味」です。

トスカーナ産は、このスパイシーさがなんといっても有名ですが、ここまでその個性が際立つオイルも他にないでしょう。

若草の香りというか、とにかく青々しい香りもあり、ひとくち食べただけで新鮮で、純粋なオリーブの果汁であることが、誰にでもわかることでしょう。

これほど個性が際立つオイルですと、届きたての新鮮な状態のこのフレッシュ感も嬉しいですし、少し時間を置いてまろやかさが出てくる味もまた楽しみな気がします。



試食販売でも、ひとくち食べただけでどのお客様も「!!」と目がぱっちり。

オイル100%なのに、口の中に残る爽やかさ、全く油っこくないさっぱり感に驚きの声をたくさんいただきました。

純粋で良質なオリーブオイルが持つ、鮮やかな味わい。

きっと多くの方の食卓で、トスカーナの風を爽やかに吹かせてくれることでしょう。



EU有機認定・フランチ・ビオ750mlもパスタ教室をされているコトコトパスタさんならではのセレクト。

このオイルは、フランチのラインナップでは「ベーシック」というもので、決して調理専用ではないのですが、この価格と量ならば充分調理にもお使いいただけるという内容です。

EU有機認定ですので体にもいいし、フランチならではの妥協のないトスカーナ産のオリーブオイルは、もちろん生食でも全く問題なし。

というよりは、本当に普段使いのオリーブオイルならこれで充分すぎるほどの美味しさです。

「ヴィラ・マグラ」がぴりっと大人の味なのに対し、まろやかで刺激が少ないので、赤ちゃんやお子様にも安心しておすすめ出来ます。

毎日の食事を楽しく、そして安心して健康的に楽しめるユーティリティーの高さは、ぜひキッチンに一本欲しいオイルです。



国立店では暫くの間、フランチ「ヴィラマグラ250ml」試食販売を続けていく予定ですので、お近くの方はConcorso Internazionale Sol d'Oro (世界オリーブオイルコンテスト)のインテンシ部門(強烈な味覚部門)で金賞受賞の味をお確かめにぜひいらしてください。

お待ちしております!



新物フランチ「ヴィラ・マグラ250ml」と「EU有機認定-フランチ・ビオ」

はこちらでお買い求め頂けます。
author:, category:オリーブオイルのお話, 16:40
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ヴェローニ農場のオリーブオイル残り僅かになりました
ヴェローニ農場のオリーブオイル



昨年12月に入荷しましたヴェローニ農場のオリーブオイル。

先日250mlの瓶は完売となりました。

現在は500mlのものが約20本ほど残っています。



国立店では、ご来店いただいたお客様にこのオイルを試食いただいていますが、召し上がっていただくと必ずどの方も

「おいしい!」

「こんなのはじめて」

「今まで食べてたのとぜんぜん違う」

とたくさんの驚きの声を頂いています。

オリーブオイル大好きで、毎日食べています、というお客様であっても、このような言葉をいただくことが多く、私達が毎日お店で接している限りでは、本物のエクストラバージン・オリーブオイルの美味しさは、まだまだ多くの人が知るところにはなっていないのだと思います。



毎年ヴェローニ農場のオリーブオイルを購入いただいている方や、オリーブオイルに詳しい方ならお分かりのように、「本物」のおいしいオリーブオイルと、スパーマーケットで売っているオリーブオイルは、全くの別物です。



先日こんな本を読みました。

エキストラバージンの嘘と真実



「エキストラバージンの嘘と真実」

スキャンダルにまみれたオリーブオイルの世界

トム・ミューラー(著)、実川元子 訳

日経BP社


(上のリンクに出版社の内容紹介がのっています)



過激なタイトルとは裏腹に、スキャンダルとか、業界の内情暴露的な煽り文句ばかりの本ではなく、オリーブオイルのことを本当に愛する視線で描かれ、その歴史や生産者への眼差しも確かなしっかりとした本でした。

世に出回っているオリーブオイルの実態が、どんなものであるのか、読み進めると、その悲しい現実に衝撃を受けます。

"エクストラバージン”という名称に、法的な規制がない日本では、もはや美しいラベルに描かれたこの呼名だけでは、なんの製品保証にもなっていないのです。



現代では、消費者がより注意深く、賢くならなくては、本当に良い物を手に入れることが難しい時代になっています。

オリーブオイルのように、木になっている実がオイルとなってボトル詰めされているような商品だと、もはやその生産過程など、消費者が知ることはほんとうに難しいと思います。

でも考えてみれば、そんな悪の組織(?)のベールを剥がせば、その向こうには顔のある生産者がいるはずです。

それが見えてこない仕組みを取り除くことさえできれば、オリーブオイルというシンプルな農産物は、もっと美しく輝いて見えるはずです。



良いオリーブオイルを手にするのは、簡単ではありませんが、不可能なことでもありません。

この本でも書かれていますが、きちんと生産者を紹介し、そのオリーブがいつ、どこでとれて、どのように搾油され、そして出来る事なら味見をさせてくれるお店で買うことが出来れば、きっとお気に入りの、そして人生を豊かにしてくれるオリーブオイルを見つけることが出来ると思います。

まだ数は多くありませんが、日本でもそういったお店はいくつかあるようです。

もちろんストラーダビアンカも、取り扱うオイルの種類は少ないですが、そのぶん厳選したトスカーナのおいしいオリーブオイルを、ひとりでも多くのお客様にお届け出来ればと思っています。



この本を読むと、悲しい現実に打ちひしがれる気持ちにもなりますが、私達がやっていることは正しいという確信と自信にもなりました。

きとんと生産者や生産地、その背景にある文化までも情報として紹介して、ネットショップでは出来ないのですが、国立店では味見もしていただくというこのやり方は、間違っていないのだと、少しだけ胸を張る気持ち。

でも、まだまだご紹介しなくてはいけないことはたくさんあります。

オリーブオイルのことを、もっともっと知っていただければ、そこに楽しい暮らしや、健康な生き方があると思うと、まだ実現できていないことがいっぱいあります。



昨年(平成11年度)はオリーブ自体が不作ということもあって、入荷量が少なめだったため、一ヶ月も経たずに完売してしまったヴェローニ農場のオリーブオイル、今年はがんばってその3倍以上を入荷したのですが、好評を得てすでにこの数に。

今年もとれたての美味しさが際立つ収穫後の2ヶ月ほどで、このオイルも終了してしまいそうです。

小さなお店ですので、本当に出来る事には限りがありますが、この美味しさ、そしてトスカーナの大地の恵みを、より多くの人々にお届け出来るように、まだまだがんばらなくてはと思っています。



ヴェローニ農場のオリーブオイルはこちらから
author:, category:オリーブオイルのお話, 17:19
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2012新物ヴェローニ農場のオリーブオイル入荷です!
2012新物ヴェローニ農場のオリーブオイル入荷



通関手続に土日が挟まれてしまい、予定より数日遅れましたが、ようやく今年のオリーブオイルがヴェローニ農場から届きました!

やった〜〜〜〜〜!

今年は実際にこの目でオリーブの実がなっている畑を見てきたので、そのジュースが届いたのかと思うとちょっと感激です。

あの時に吹いていたトスカーナの風の優しい息吹が、そのままボトルに入って届いたような、そんな気持ちになってしまいます。



国立店でもこの新物オリーブオイルの話をすると、どのお客様も興味津々のご様子。

でも意外とオリーブオイルについて知られていないこともいっぱいあるようです。



オリーブは年に一回しか収穫されず、その実を絞ってとれるオリーブの果汁なのだということ。

そしてシングルエステート(単一農場)で、丁寧に生産されるオリーブオイルと、大量生産のオリーブオイルは全く別物だということ。

オリーブオイルは美容と健康に良いという話は誰もが知っていても、ほんとうに良いオリーブオイルとはどういうものかとなると、案外知られていないことはたくさんあるのだなと思いました。



そんな中、ネットでこんな情報を見つけました。



「ニセ物が横行するオリーブオイルビジネスの実態(その1)」

オリーブオイル〜食品業界の光と影 日経ビジネス



ここには、現在流通されているエクストラバージンオリーブオイルという名前のオイルの多くが、実態としてはエクストラバージンというグレードに達していないものがほとんどであるということが書かれています。

一般的な消費者が目にするオリーブオイルは、生産者を確かめることも出来ず、市場の原理だけで流通しているものばかり。

本来、原始的な農業製品であるはずのオリーブオイルは、いつのまにか、まるで工場で無限に作られる機械油のように画一化されているようにさえ思えます。





ストラーダビアンカがお届けするヴェローニ農場のオリーブオイルは、間違いなく、キャンティのポンタッシエーヴェのサン・マルティーノの「その丘」で、今年の11月20日頃収穫され、速やかに搾油後、ボトルに入れて、飛行機でやってきたものです。収穫から今日現在でおよそ14日ほど、文句なくとれたての新ものオリーブオイルです。



世の中のどのエクストラバージンオリーブオイルが、実際にどう作られているか、その正体は定かでなくとも、間違いなくこのオイルは、正真正銘のイタリア・トスカーナ産のエクストラバージンオリーブオイルです。安心して、心ゆくまで今年のオリーブの出来をお楽しみいただけます。



それにしても、こうして改めて記事でオリーブ業界の実態を見てしまうと、ほんとうに悲しいものがあります。

イタリアでもスペインでも、本当にオリーブオイルを大切に育て、よいオリーブオイルを作っている人々はたくさんいます。

そういった人々は、それぞれの誇りを持ち、自らの手で作ったオリーブオイルをプライドとともにボトルに詰めて販売しています。

それらのオイルは、大量に出回ることもない小さなブランドですが、善い生産者が作ったそれらの製品は、どれもそれぞれの個性を持つ素晴らしいオリーブオイルです。

でも、ほとんどの消費者はそういった本物のオリーブオイルを味わうこともなく、大量生産された偽物のエクストラバージンオリーブオイルを食べ、それがオリーブオイルであると思い込んでいるのかもしれないと思うと、愕然とした思いにとらわれます。



オリーブの生産国であるイタリアやスペインであれば、良いオリーブオイルを探すのにそれほど苦労もなく見つけることができるでしょうが、ここ日本ではそこまで簡単ではありません。

なにより消費者の目は、彼の地ほど厳しくもなく、この不景気ですから、どうしても安いオリーブオイルの需要は高くなってしまいがち。

香りもなく、味わいに乏しい、もったりと脂っこい、そして何よりもいつどこで誰が作ったのかもわからない、そんなものがオリーブオイルだと思われているのかと想像すると、本当に悲しくなります。



さてさて、ひどい記事を読んだせいでなんだかちょっと悲しい気分になってしまいましたが、気を取り直して。

実はまだ、今年のオリーブオイル、味わっていません。

だって、ほんの小一時間ほど前に届いたばかり、今日国立店の営業時間が終わったら、早速試食してみる予定です。

ワクワク待ち遠しいです。

なので今年の味のレポートはまた後日。



そして明日から早速、ご予約いただいているお客様に順次発送の手配を致します。

新鮮なオリーブオイルを少しでも早くお届けしたいと思うので、がんばらなくては。

ご予約のお客様、もう数日、お待ちください!



国立店では木曜日から、このオリーブオイルの試食と販売を開始します。

試食は国立のトスカーナ料理店「アルトパッショ」さんが作ったトスカーナパンで行います。

これも楽しみです!

お近くの方は、せひ国立店まで足を運んでみて下さい。

本当のオリーブオイルとはどういうものか知りたいという方も、オリーブオイルは好きだけど、トスカーナのオリーブオイルってどんななの?という方も、きっと納得いただけると確信しています。
author:, category:オリーブオイルのお話, 15:15
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今だけ限定!賢いオリーブオイルの買い方
2011年、秋に収穫のオリーブオイル



ご好評いただいています今年の新物オリーブオイル、何人かのお客様の購入方法で気がついたこと。



今回設定した3本セット、この500mlのセット、販売価格が9,639円

これは、本来の3本の価格10,710円の10%offで9,639円、ということは1,071円お得なんです。

で、これにセール中の2010年ものの250mlボトル入りを一本追加。

こちらの価格が本来2,100円ですから、まずここで1,050円お得。

すると、合計が10,689円となります。

そして、お買い上げ合計金額が10,000円を超えると、送料が無料になります。

ということで500〜900円お得になります。(お届けの地域によって異なります)



ということで、なんと2,621〜3,021円もお得になるのです!



しかも2010年物と2011年物を食べ比べできたり、これはなかなか楽しい買い方だなと思いました。



2010年ものはボトル入り、缶入りの250mlがあと数本だけ残っています。どちらも一桁の前半・・・

ということで、こんな楽しみ方が出来るのは、あとちょっとだけ、早い者勝ちになってしまいますが、よろしければお試し下さい。



ヴェローニ農場のエクストラバージンオリーブオイルのコーナーへ
author:, category:オリーブオイルのお話, 18:02
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悪玉コレステロールだけをやっつけろ





先日ふとテレビを見ていてコレステロールによる動脈硬化の危険を訴えるCMをみました。

善玉コレステロールはそのままに、悪玉コレステロールを下げましょう、自覚症状がないままでいると、ほら・・・

という内容でした。

これまでもこういったCMはあったのですが、どれも見るたびにちょっと怖い感じですよね。

動脈硬化は普段の生活から気をつけましょうという、警告的な意味もあるので仕方ないのですが・・・



さて、こちらのサイトをご覧の方はすでにご存知だと思いますが、善玉コレステロールはそのままに、悪玉コレステロールだけを下げる。

そんな理想的な食品の代表といえばオリーブオイルです。

他の植物油の中でも群を抜いて大量に含まれているオレイン酸、一価不飽和脂肪酸というこの性質は、善玉コレステロールには作用せず、悪玉コレステロールだけを下げる働きがあります。

一般的なサラダ油であるとうもろこし油やひまわり油ではオレイン酸よりもリノール酸の成分量が高い場合が多く、このリノール酸は善玉、悪玉どちらのコレステロールも下げてしまう性質がありますので、これでは困ります。



この効用から地中海沿岸地域においては、他の地域に比べて圧倒的に心臓疾患が少ないというデータがあります。

このデータにより、かつてアメリカで地中海式食事法としてオリーブオイルが大ブームとなり、以来世界中に広まったという経緯もあります。

健康は、日々の生活習慣から気をつけることが基本。

サプリメントや健康食品よりも、日常の生活で口にする物から、日々の健康をもらうことはとても大事です。

心臓病の多くは、生活習慣と結びついていたり、ストレスなど、まさに現代の厳しい時代ならではの要素も多いのではないかと思います。



オレイン酸の効果もさることながら、なによりも「美味しい」という素晴らしい効用があるオリーブオイル。

お気に入りのオリーブオイルを使ったいつもの食事。

家族で楽しくリラックスして、日々の食卓を囲むことが出来れば、それはきっと効用以上の効果があることまちがいなしですよね。



只今お得な50%OFFセール開催中です!



もっと詳しくオリーブオイルのことを知りたい方は

オリーブオイルの基礎知識
author:, category:オリーブオイルのお話, 17:58
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シングルエステートとは?




ただいま好評のI VERONIサマーセールですが、お知らせの時に「トスカーナ産シングルエステートのエクストラバージンオリーブオイル」って書くのですが、まあ、カタカナの多いこと・・・

ヴェローニ農場のオリーブオイルの特徴はなんといっても、トスカーナ産であること、そしてシングルエステートであることなので、どうしてもここはアピールしたいのですが、実際文字にしてみるとなんか、読みにくいし、くどくも見えます。



ところでこのシングルエステートという言葉、あまり馴染みもないですし、ちょっと伝わりにくいのかなとも思ってしまいます。

シングルエステートは、簡単にいえば「単一農場」という意味なのですが、農産物にあって単一農場ではないほうがむしろ不自然なのは、ちょっと考えればわかるはず。

でもなんでそこを敢えて強調したいのかといえば、オリーブオイルの特殊な事情がそこにあるからなのです。



今ではコンビニでさえオリーブオイルは売られているほどポピュラーな食材です。

大手メーカーのオリーブオイルであれば、世界中のどこにいっても、ほぼ同じ品質のものが手にできる時代です。

でも、これってちょっとおかしいと思いませんか?



オリーブオイルは、とてもシンプルな農業製品です。

工場で、無限に同じものが生産できる工業製品ではありません。

オリーブオイルの成分は、簡単にいえば、摘み立てのオリーブの実をできるだけシンプルな方法で素早く絞って出来た果汁そのものです。

良質であればあるほど、それ以外の無駄な工程をできるだけ省きたいものなのです。



でも、たとえばイタリアの大手メーカーのオイルが、どこかにものすごく広大なオリーブ畑を持っていて、そこで毎年、世界中に供給するオリーブを栽培している、というのはイタリアの面積や市場の規模を考えても、ちょっと無理があるのは直感的にお分かりいただけると思います。

世界経済がグローバル化し、農業製品もコングロマリット化している現在、どの企業も生産コストを低くし、市場拡大を狙う動きはどうしても加速します。

となれば、当然コストの高いイタリアで栽培するよりは、スペイン、アフリカ、トルコやギリシャなどで栽培されたものを、市場の価格を見て集めてきたほうが簡単なのです。

ということで、これらの大手メーカーのオリーブオイルは全て、世界各国で生産されたオリーブの実を使ったブレンドオイルとなってしまうのです。

そして、日本のウナギがそうであるように、最終的に瓶詰めされた国が生産国となり、イタリア産として世界に出まわっていきます。

当然世界中からオリーブの実を集めるわけですから、収穫からすぐに搾油も出来ませんし、なにしろオリーブの品種や出来具合だって様々なはずです。

でも、不思議なことにこれらのブランドのオイルは、毎年それほど品質にばらつきが出るわけでもなく、安定していますが、少しだけ勘ぐるとその秘密はなんだかちょっと不安な要素がありそうな気もしてしまいます。

まあ、ここは他社のお話なので、想像で書く事もできませんが、いずれにしろ消費者心理としては、すこしだけ謎めいた部分であると思ってしまいます。



シングルエステートであるということは、こういったブラックボックスが全くない状態を意味します。

毎年一度の収穫時期に、その農場で採れたオリーブだけを使うという、当たり前のことをごく自然に行うことなのです。

それは、その土地の風土、歴史や文化そのものです。

良質なものを作るというプライドがあればこそ、世界市場の波を向こうにはって出来ることでもあります。



その年に、そこで採れたオリーブの果汁。

それ故に、イタリアでは毎年、収穫時期になるとNuovo raccoltoといって、まさにボジョレー・ヌーヴォーを待ちわびるように、その年のオリーブオイルを楽しみます。

ワインのように熟成という魅力のないオリーブオイルであれば、その年その年の出会いは、まさに一期一会ともいえるでしょう。



ちょっとグルメな方であれば、シンプルに、プライドを持って作られた農作物が、効率化だけを求められて作られたものと全く味わいが違うのはご存知のはず。

オリーブオイルもまったくそれと同じなのです。



さてさて、やはりちょっとくどい話しになってしました。

出来れば、こういった文章を100回読むよりも、焼きたてのパンに一滴、とれたての野菜で盛られたサラダや、いつもの定番パスタの仕上げにさっと、そんな風に味わっていただければと心から思います。

ふっとそよぐ香りの高さ、メリハリのある味わい、すっきりしたのど越し。

きっとその瞬間、トスカーナの大地に吹いていた風が、あなたを包み込むことでしょう。



是非この機会に、ヴェローニ農場のオリーブオイルをお試し下さい。



I VERONI サマーセールはこちらから
author:, category:オリーブオイルのお話, 15:45
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トランス脂肪酸のこと




先日書きましたトランス脂肪酸のこと。

ちょっと追記してみます。



オリーブオイルをパンにつけて食べる際は、イタリアなどでは食卓用の小さな小瓶に入れたオイルをパンに垂らしたり、小皿に入れたオイルに軽く浸したり、あるいはメインディッシュのお皿の上のオイルをパンですくったり(あまり上品ではないですが、実はこれが一番多いのかも)という感じなのですが、日本ではパンにバターやマーガリンなどの半固形の油脂を塗る習慣があるので、液状の油脂と一緒に食べるという点で、若干違和感があるのかなという気もしていました。

ならば、オリーブオイルをマーガリンみたいに半固形にしたものがあればいいんじゃない?という率直な疑問があったのですが、このあたりが同じ植物性油脂であるマーガリンがトランス脂肪酸という厄介な物質を生み出している大きな原因なのでした。



動物性の油脂であるバターは、低温で固形化するのはなんとなくイメージできますが、植物油脂はそこまで固まりません。そこで水素を添加して固形化するのですが、その結果トランス脂肪酸を発生してしまうのです。

もともとバターの安価な代替品として誕生したマーガリンならではの出来事といえるでしょう。



トランス脂肪酸は、悪玉コレステロールを増加させ、善玉コレステロールを減少させる働きがあるため、大量に摂取すると心臓疾患の原因になったり、認知機能の低下などが危惧されます。

いわゆる摂取することでリスクのある物質なので、欧米では食品の内容表示義務や、大量に含まれる食品の規制が行われていますが、前述のように日本では、今のところそういった動きは見られません。

大量に摂取すると危険が高まるという点が、ひとつのキーワードなので、表示義務もない状態ですのでどの程度摂取したかもわからないというのは、ちょっと不親切な気もします。



トランス脂肪酸の問題は、よく「マーガリンは危険か否か」という形で語られることが多いのですが、この問いかけですと、マーガリン=パンに塗るオイル、という図式でしか見えにくいですが、実際にはマーガリン、ショートニングなどは、パンに塗る以外にも様々な形で食品に含まれています。

スナック菓子やケーキ、菓子パンなど小麦加工食品には原材料としてかなり頻繁に使われています。また、ショートニングはファーストフード店などでは揚げ物用のオイルとして使用されることも多いようです。

以前テレビでバームクーヘンの工場を見たのですが、ドラム缶単位でマーガリンが使われているのを見て、ちょっと驚いたことがあります。

現在はこういった日常的に食される食品に、どの程度トランス脂肪酸が含まれているのか、表示義務がないために私たちがどの程度それを口にしているかもわからないのが現状ですので、この点はちょっと気になります。

日本人は摂取量が少ないからという根拠も、これでは確認できないからです。



個人的な印象としては、欧米においてもパンに塗るマーガリンの摂取量が日本に比べて格段に多いのかというと、かなり疑問な気がするのです。

レストランでパンと一緒にバターやマーガリンが食卓に並ぶのは、日本ではよくある光景ですが、海外でそういった風景ってあまり見たことがないんですよね。

なのでもしかして、パンにマーガリンを塗るというのは案外日本の文化なんじゃないかと疑ってみたい気もするくらいです。

つまり私たちが気にするべきは、マーガリンそのものより、原材料として含まれているトランス脂肪酸なのではないかと思うのです。



マーガリンは危険、と声高に叫ぶのは、単に不安を煽るだけなように思えるのですが、できれば表示義務はきちんとしていただきたいし、日本人が欧米に比べて摂取量が少ないというのを、漠然とした平均値ではなく、より実際の日本人の、それも都市型の食生活をしている多くの人々なども含めた形できちんと検証していただきたいと思います。

経済ではよくリスクマネージメントという言葉が聞かれますが、こういった情報なしでは、私たちの食品へのリスクも管理できないのですから。



こういった食への不安が、スローフードという流れにつながってきているのでしょう。
日々の生活の糧となる食を、安全に安心して食べるため、むやみに工業化された食品への警鈴は、世界中で鳴らされているような気がします。

目の前にある不安だけではなく、将来、そして子供たちの世代に向けて、長い目で安心できるということは、やはり大切な事だと思うのです。
author:, category:オリーブオイルのお話, 18:53
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