- チャンボッタを作りました。
-
2019.07.14 Sunday
先週開催されたのオリーブマーケットから早くも一週間が過ぎてしまいましたが、「ペンギン店長の簡単イタリア料理教室」で作った夏野菜の炒め煮「チャンボッタ」のレシピをご紹介します。カラフルな夏野菜のビタミンカラーは見ているだけで楽しい気分になります。当日は中野農園さんの採れたて野菜とヴェローニ農場のEXVオリーブオイルを贅沢に使って素晴らしい出来栄えに。じゃがいもを入れるのがちょっと意外で美味しいと好評でした。
(出来上がりの写真を撮り忘れてしまいました。上の写真は以前キャンプに行ったときに作ったチャンボッタです。)
チャンボッタはイタリア南部のpiatto povero(貧しい農民たちの素朴な食事)の伝統を受け継ぐ、夏の典型的な家庭料理。太陽をたっぷり受けて育った旬の夏野菜と、オリーブオイルを使った簡単でヘルシーなお料理です。前菜にも、魚や肉料理の付け合せにも、そしてパンを添えてこれだけでメインディッシュとしても楽しめる万能メニュー。できたてはもちろん、冷めても美味しいので作り置きをして冷蔵庫に入れておくと便利。翌日は味が染み込んでさらに美味しくなるので、お弁当にもお勧めです。
夏野菜の炒め煮は地中海沿いの各地にあります。よく混同されるのがシチリアの伝統料理「カポナータ」。カポナータもナスやセロリ、トマトやオリーブなどを使った炒め煮ですが、ワインビネガーや砂糖を加えた甘酸っぱい味付けです。一方チャンボッタは塩味のみです。どちらかというと南フランス・ニースの郷土料理「ラタトゥイユ」によく似ています。
チャンボッタはもともと南イタリアの料理ですが、地方によって、更には家庭によって使われる材料には幅広いヴェリエーションがあります。基本的には、玉ねぎ、じゃがいも、ナス、パプリカ、ズッキーニ、トマトですが、地方によってはソーセージやポーチドエッグ、アスパラガス、そら豆、アーティーチョーク、タラやうさぎなどを入れるところもあるそうです。もともとチャンボッタという言葉の語源が「いろいろな材料のごった煮」という意味らしいので(チャンポン、チャンプルーにも通じる・・・?!)身近な手に入りやすい野菜、冷蔵庫の残り物などお好みのものを使って気軽に作ってみましょう。
〈材料〉(2〜3人分)
にんにく 1かけ
玉ねぎ 1/2個
パプリカ 赤・黄 各1/2個
ズッキーニ 1本
ナス 2個
じゃがいも 中2個
ミニトマト 10個(またはトマト2個)
ダイストマト 200g
バジル
EXVオリーブオイル
塩
黒胡椒〈作り方〉
1.にんにく、玉ねぎは薄切り、ミニトマトは半分に切る。その他の野菜は2cmぐらいの角切りにする。
2.鍋にEXVオリーブオイルを入れて熱し、にんにくを炒め、さらに玉ねぎを炒める。
3.玉ねぎがしんなりしたら、じゃがいも、ナス、パプリカ、ズッキーニの順に入れて炒める。
4.ミニトマトとダイストマトを入れて混ぜる。バジルをちぎり入れ、塩・胡椒を振り、蓋をして15分ぐらい煮る。時々軽くかき混ぜ、水分が少な過ぎるようなら水を足す。
5.出来上がったら器に盛り付け、バジルを飾りEXVオリーブオイルをかけていただく。
- 秋の味覚・カスタニャッチォを作ってみた
-
2018.10.26 Friday
トスカーナの秋の味覚・カスタニャッチォを作ってみました。
作り方は、美味しい栗粉さえ手に入ればとっても簡単!
レシピもあります。見た目の可愛らしさは完璧なインスタ映え!
でも食べてみると、その素朴で深い味わいは、まさにトスカーナの自然と人々が織りなしてきた大地の歴史そのもの。
動物由来の成分を全く使わないので、心も体もほっこりと優しい気持ちになれます。
ぜひご覧ください。連載企画「ストラーダ・ビアンカのオリーブな日々」
"秋の味覚。カスタニャッチォを作ってみた"
https://stradabianca2.blogspot.com/2018/10/blog-post.html
- 夏を乗り切るレシピ第二弾
-
2018.07.27 Friday
暑さが少し落ち着いたと思ったら台風が来るようですね。
コースの予想がいろいろ出てきていますが、豪雨被災地へも向かいそうなのが心配です。この夏を乗り切るレシピ第二弾
イタリアにはない冷たいパスタです。日本人にとって夏は冷たい麺の出番ですが、イタリアにはそういう習慣はあまりなく、冷製パスタといえるレシピはそう多くありません。
真夏でもバールではエスプレッソですしね。
それでも日本人の冷たい麺への愛とイタリアの料理文化がミックスして、冷製パスタも少しずつ生まれてきているそうです。今回は当店での取り扱っているグラニャーノ産のラ・ファッブリカ・デッラ・パスタの「リッチョーリ・アル・リモーネ」を使っています。
このレモン風味のパスタは夏には絶対オススメ!
是非試してみてください。<材料(3人分)>
ラ・ファッブリカ・デッラ・パスタの「リッチョーリ・アル・リモーネ」 240g
パプリカ 大きめのもの 赤、黄各1個
ツナ缶 1
黒オリーブ 12粒ぐらい
イタリアンパセリ 1枝
バルサミコ酢
EXVオリーブオイル
塩
黒胡椒<作り方>
1. パプリカはまるごと網焼きする。表面の皮が黒くなったらボウルに入れてラップをしてしばらく置き、粗熱がとれたら皮をむく。パプリカの汁も捨てずにとっておく。柄と種を取り、縦に細長く裂いてから食べやすい大きさに切る。
2. ツナは油を切り適当な大きさにほぐす。黒オリーブは半分に切る。
3. ボウルにパプリカと汁、ツナ、オリーブ、ちぎったイタリアンパセリをいれ、塩、こしょう、バルサミコ酢、EXVオリーブオイルを入れて良く和え、冷蔵庫に入れて味をなじませておく。
4. たっぷりの沸騰したお湯に塩を入れ、パスタをアルデンテに茹でる。茹で上がったら湯を切り、ボウルに入れてオリーブオイルをかけておく。
5. パスタの粗熱がとれたら3で作っておいた具材を合わせる。
6. 器に盛りイタリアンパセリを飾る。追加のEXV オリーブオイルを回しかける。ラ・ファッブリカ・デッラ・パスタの「リッチョーリ・アル・リモーネ」はこちらからも購入できます。
http://stradabianca.net/?pid=107251040
- 夏を乗り切るレシピ パンツァネッラ
-
2018.07.23 Monday
暑い日が続きます。
毎日全国から熱中症の深刻な報道もあります。
暑い、暑いとはいいながらも、今のこの時期をどう乗り切るのか。イタリアも季節は日本と同じように四季があり、やはり夏は暑いです。
そんな夏の暑い国の料理には、夏らしい工夫もたくさんあります。
実は昨年も紹介したのですが、この暑さを乗り切るためにもう一度〜!まずはトスカーナの夏の料理といえばコレ。
「パンツァネッラ-PANZANELLA」固くなったトスカーナパンで作るのですが、バゲットでもできます。(若干見た目は変わりますが…)
新鮮な夏野菜のエネルギーと、オリーブオイルの栄養が夏の体調を整えます。
とっても簡単な料理ですので、是非試してみてください。<レシピ(3人分)>
材料
固くなったトスカーナパン(固くなったバゲットで代用可)約300g
トマト(熟したもの)3個
紫玉ねぎ 1個
きゅうり 1本
バジル 1枝
赤ワインビネガー 大さじ2〜3
EXVオリーブオイル 適量(たっぷり目が美味しいです)
塩 適量<作り方>
1.トスカーナパンをスライスして、パッドなどに入れひたひたの水に漬ける。パンが水気を含んだら、両手に挟んでで水を絞ってから一口大にちぎる。ボウルに入れて水気を乾かす。
2.きゅうりと紫玉ねぎを薄くスライスする。紫玉ねぎの辛さが気になる場合は、しばらく水にさらしておきますが、この辛味がパンと合わさると絶妙ですのでさらし過ぎに注意。今回はそのまま使いました。
トマトは食べやすい大きさに切る。トマトとバジルは飾り用に少し取っておく。
3.パンと切った野菜を合わせ、ちぎったバジルを入れる。塩ふたつまみととオリーブオイルを入れて、手でやさしく和える。ラップをして食べる直前まで冷蔵庫で冷やす。
4.仕上げにワインビネガー、追加のオリーブオイルをかける。取っておいたバジルとトマトをトッピングする。
- 塩豆腐とトマトとアボカドのサラダ
-
2011.09.23 Friday
話題の塩豆腐を使った彩りもきれいなサラダです。前菜にどうぞ。
材料
塩豆腐(作り方は下記※参照)
トマト、 アボカド、バジリコの葉
オリーブオイル、レモン
塩、黒こしょう
作り方
?塩豆腐は7ミリぐらいにスライスする。
?アボカドは縦半分に切って種を取り皮を剥く。塩豆腐と同じ厚さにスライスする。
?トマトは湯むきし種を取りみじん切りにする。
??にバジルのみじん切りとオリーブオイル、レモン汁、塩、黒こしょうをいれてあえる。
?アボカドの上に塩豆腐をのせ、?のトマトをトッピングする。
・お好みで黒こしょう、レモン、オリーブオイルをかけてください。
・?のトマトににんにくのみじん切りを入れたり、レモン汁の代わりにバルサミコ酢を入れてもおいしいです。
※塩豆腐の作り方・・・絹ごし豆腐(300g〉の両面に塩(2g)を塗る。ペーパータオルに包み、密閉容器に入れ冷蔵庫に丸一日置く。(9月22日朝日新聞より抜粋)
- バジリコペーストのスパゲッティ(ジェノベーゼ)
-
2011.07.22 Friday夏におすすめのさわやかなレシピです。
フードプロセッサーがあれば誰にでも簡単に作れます。
無い場合は、すり鉢で丹念にペーストにして下さいね。
バジリコペーストのスパゲッティ
材料(3人分)
バジリコの葉 35g
パルミジャーノチーズ (おろしたもの)15g
松の実 15g
オリーブオイル 大さじ3
塩、こしょう 適量
にんにく 1片(お好みで)
スパゲッティ
作り方
・材料をフードプロセッサーに入れてペースト状にする。
・バジリコペーストにスパゲッティのゆで汁を少々加え、茹であがったスパゲッティを入れて手早くあえる。
※ 材料の分量配分はお好みで調節して下さい。
※ スパゲッティ以外にも、パンに塗ったり、肉.魚料理のソースにしたりと色々にお使いください。
※ 多めに作って小分けにして冷凍し,自然解凍してお使いいただくと便利です。ペーストの表面にオリーブオイルで蓋をしておくと変色を防ぐことが出来ます。
- クリスマスにおすすめレシピ(1)アリスタ
-
2009.12.12 Saturdayもうすぐ楽しいクリスマス。(イタリア語ではナターレと言います。)
街はイルミネーションに彩られて、忙しい中にも心が華やぐ季節です。
今回はクリスマスのごちそうにおすすめのレシピ。我が家のクリスマスの定番料理をご紹介します。とても簡単で、おいしく、食卓も華やかになりますから、是非お試し下さい。
アリスタ・ア・ラ・フィオレンティーノ
(フィレンツェ風ローストポーク)
材料
豚ロースかたまり 1kg
にんにく 1かけ
ローズマリー 1枝
オリーブオイル 大さじ4
塩
黒こしょう
じゃがいも 中6個
作り方
1.にんにくとローズマリーの葉をみじん切りにする。
2.1をたっぷりの塩、挽きたての黒こしょうと合わせ、豚ロースのかたまり肉の表面にまんべんなくすり込むように塗る。
3.かたまり肉をたこ糸でしばり、形を整えてから天板にのせる。
4.じゃがいもは皮を剥いて一口大に切る。塩、黒こしょうをして、かたまり肉のわきに並べる。
5.肉とじゃがいもの上にオリーブオイルをかけて、180℃に熱したオーブンで約1時間焼く。
6.焼き上がったら消したオーブンの中でそのまま5分ほど休ませる。
7.たこ糸を外し5mmぐらいの厚さに切り分けていただく。
※ 冷めてもおいしくいただけます。塩・こしょうはたっぷり効かせましょう。
- クリスマスにおすすめレシピ(2) ティラミス
-
2009.12.12 Saturdayオリーブオイルを使ったレシピではありませんが、クリスマスのディナーを締めくくるドルチェにおすすめの「ティラミス」をご紹介します。
ティラミスはマンマのお菓子なので、各家庭ごとに作り方は違うようですが、このレシピはフィレンツェの語学学校に通っていた時、お料理好きのラウラ先生から教わったもの。たっぷりパーティーサイズで8人分以上になります。冷凍させれば翌日も大丈夫ですよ。
ティラミス
材料
マスカルポーネ 500g
卵 3個
フィンガービスケット(バールセンのバンビーニなど)
砂糖(グラニュー糖)
エスプレッソコーヒー(または濃いインスタントコーヒー)
リキュール
ココア
作り方
1. 卵を黄身と白身に分ける。
2. ボウルに黄身をほぐし砂糖大さじ2杯を入れてよく混ぜる。
3. 2にマスカルポーネを入れてクリーム状になるまで混ぜる。
4. 別のボウルに白身を入れて角が立つまで良く泡立てる。泡をつぶさないように注意しながら、3のマスカルポーネに加えて混ぜる。
5. エスプレッソコーヒーに砂糖とリキュールを少々加えて混ぜる。
6. このシロップにフィンガービスケットを1本ずつ軽く浸してから深めの器に並べる。その上に4をかける。これを2回繰り返す。
7. 仕上げにココアパウダーを振る。冷蔵庫で2時間以上冷やす。
※ 砂糖の量は、お好みで調節して下さい。
※ 冷凍して、アイスクリームのようにいただいてもおいしいです。
- オリーブオイルのおいしい食べ方
-
2009.11.06 Friday早いものでもう11月。いよいよオリーブオイルの収穫が始まります。今年のトスカーナのオリーブオイルはどんな味がするのでしょう。とても楽しみです。
先日、ヴェローニ農場のオリーブオイルを試食してくれたお料理上手の友人Sさんから、おいしくて簡単なオリーブオイルの食べ方についてお手紙をいただきました。今日はそのご紹介です。
「S家では、パスタ料理の仕上げに、オリーブオイルを入れて和えます。オリーブオイルの味がパスタにからまって、とても好きな味になります。」
―我が家でもパスタやピザにはいただく直前に必ずオリーブオイルをかけています。ふわっと香りが立ち実においしくなります!
「鳥のムネ肉を電子レンジで茹でて、さいておきます。それをオリーブオイルで和えて冷蔵庫に保管しておき、サラダなどの上にのせて食べます。ムネ肉のパサパサしたのがなくなり、しっとりといい香りのムネ肉になります。」
―おいしそうですね。簡単そうだし、是非試してみようと思います。このムネ肉はサラダ以外にも色々なお料理に使えそうですね。レタスやトマトなどと一緒にサンドイッチにしてもいいですね。
「こんにゃくのステーキを作るときに、オリーブオイルを使っています。オリーブオイルとガーリックと醤油は以外と合います。」
―こんにゃくのステーキ、ヘルシーメニューですね。オリーブオイルと合わせればますます健康的でダイエットにも良さそうです。これも是非チャレンジしてみようと思います。お豆腐のステーキにもオリーブオイルとガーリックと醤油の組み合わせがいいですね。何とも食欲をそそるこうばしい香りです。
Sさん、お手紙どうもありがとうございました。ちょっとしたヒントでおいしい食べ方の可能性が広がりますね。また素敵なアイディアお待ちしています!
- ローストビーフのカルパッチョ
-
2008.01.17 Thursday
材料
ローストビーフの薄切り
パルミジャーノチーズ(かたまり)
ルコラ
オリーブオイル
レモン
にんにく
塩、黒こしょう
作り方
1 平皿にローストビーフの薄切りを広げて並べる。
2 広げたローストビーフに軽く塩、こしょうをふる。
3 にんにくをみじん切りにしてローストビーフの上にちらす。
4 3の上にルコラをちぎってちらす。
5 さらににその上から薄く削ったパルミジャーノをちらす。
6 上からオリーブオイルをまわしかける。レモンをくし形に切って添える。
※ 本当は生の仔牛肉の薄切りを使いますが、手に入りやすいローストビーフを使ってみました。
※ ルコラやパルミジャーノの分量はお好みで、お好きな方はたっぷりと。